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イシダサキチくん、来所、事の顛末をふりかえる

 

もう古い馴染みだ、イシダサキチくん
今年いくつになる?そうか41歳か、まだまだ若いな。

 

会社の主導権を争う、岐阜県で行われた大きな会議で失脚したのだったな。
400年前なら、命を亡くしていたところだが、
現代だから、大量解雇で済んだのだな。

 

しかし、あれだけ大掛かりな会議が翌一日で済んだものだ。

 

私は結論が出るまでに、1年ぐらいはかかると踏んでいたのだが・・・
先代の社長が亡くなられてまだ2年なのに、副社長はがあんなに勢力を伸ばすとはな。

 

新社長が、先代のご子息とは言え、まだ8歳。
実質は御母堂が社長だからな。

 

この御母堂、本妻ではないとはいえ、血筋が素晴らしいからな。
先代が神のごとく崇めて、かつ勤務していた会社の社長の姪御さんに当たる。
その対抗意識があってか、本妻が副社長に肩入れしたので、話がややこしくなった。

 

先代の恩に報いようと、君が頑張ったのはよかったが
何しろ企画部長だったので、会議では親身になって応援してくれる者がいなかったのは、
かえすがえすも残念。

 

あそこで、キンゴくんが裏切って副社長側につくとは、キミも夢にも思っていなかったろう。
君の側の代表者は取締役のテルモトくんがするはずだったのだが、大阪本社で
ご母堂や2代目と居て、岐阜県の会議に出てこなんだ。

 

えっ、その画策をしたのはうちの息子のナガマサだって?
そのような話もあったかのう。
あやつは、少し真面目すぎるところがある。

 

副社長の側に着くと決めたからには、全力を尽くしたらしいな。
それで、私の計画も水の泡と言えば水の泡だ!

 

そのようなこともあってな、私が皆の転職相談を受けようかと考えたのだ。

 

 

サキチくんとトラノスケくんの立場

 

わたしは九州支社に引っ込んでいたので事の顛末は詳しくないのだがな。
実際のところは、九州でトラノスケくんと謀っていろいろ画策をしておった。

 

トラノスケくんは、サキチくんとはあまり仲が良かったとは言えない
カトウトラノスケくんの事だ。
彼も先代の社長を思う気持ちはサキチくんに負けないくらいはあったぞ。

 

二人にとっては、先代の恩は限りないものだったからな。
ただトラノスケくんは先代の奥様にも大恩があった。
実際に育ててもらった、母親のような関係だったしな。

 

先代の奥様はいわゆる糟糠の妻で、
最終的には北部方面社長という地位におられた方だ。
実際は名ばかりの役職ではあったのだが。

 

名古屋時代から世話になった者たちもたくさんおるが
その者達は北部方面社長をオカカさまと言って慕っておった。

 

そこが、事業を滋賀県に広げる時に入社したサキチくんとの違いだ。
私も会社が中国地方に事業拡大した際からの縁だがな。

 

ただ、私の息子はしばらくオカカさまに預けておったので、
どうもナガマサはオカカ様への恩を口にして困ったものだ。

 

そのオカカさまが副社長側にまわったのが事の起こりだ。
トラノスケくんは副社長と微妙に距離を保っていたので
直接会議で君をやり込めることはなかったがな。

 

私と一緒に九州の意見をまとめ、本社に意見しようと思っておったが
それもかなわぬ夢と消えてしまった。

 

 

サキチくんの作戦はうまくいっていたようだったが

 

本人を前にして言うのもなんだが、
サキチくんは実務ができて利発でもあるが
どうも人間的魅力に欠け押しが弱い。

 

その弱点を補うためにサコンくんを自分の部下になってくれるよう
頼み込んだのは立派だったな。
そのせいもあってか、
会議は当初西部本社のサキチくん側が有利だったそうだな。

 

実は、東部本社の面々が大挙押し寄せるのを
食い止める作戦があったそうだな。

 

越後支社常務のヨロクくんがサキチくんとは親友であるので
手を貸すと約束していたそうだが、
越後支社長のカゲカツくんが断固反対して助力しなかったのだな。

 

この会議には「義」がない!と、主張されたそうだ。
いつもは無口な御仁だけにヨロクくんも言い返せなかったとか。

 

 

ただ、もう一人の協力者のサナダマーくんと息子のノブシゲくん
サキチくんに協力しヒデタダくんを足止めしてたとのこと。

 

おかげでヒデタダくんは会議に遅れてしまい、
父親である新社長、当時東部本社を任されていた
副社長に大目玉をくらったとか。

 

そういう意味では、サキチくんの別動隊は
半分ハズレて半分機能したということかな。

 

機能したのはサナダの親子ということになるな